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青巌

せいがん
名詞
1
標準
文例 · 用例
扨あくる日は岡野の宿を経、当麻の寺の鐘のこえを聞いて、転寝の夢の浮世を出でゝ行く   身の入相の鐘とこそ聞けかくて高野山に到着、青巌寺を仮の住まいと定め、剃髪染衣の身となって道意禅門と号したが、お供の人々も皆これに倣うて髻を切った。
第二盲目物語 聞書抄 青空文庫
……寧子は、何をあてに、この先の日を」 高野山に青巌寺を建て、諸国に供養所を興して、亡母の冥福を祷っても、秀吉の心は、なお癒えなかった。
太閤夫人 日本名婦伝 青空文庫
そこには、本山|青巌寺の房頭から学寮の若僧たちが二十名以上も、列を左右に割って、待ちうけていた。
円明の巻 宮本武蔵 青空文庫
故人の細川幽斎公は、太閤在世中にも、侍して青巌寺へ来たことがあるし、山上に長くいて、歌書の著述などを書いていた一夏もあるので、青巌寺にはその折のままになっている幽斎公の直筆の書物や文房の遺物やらが何かと置いてある。
円明の巻 宮本武蔵 青空文庫
虚子氏の句碑のそばからハイヤーに乗り、なお山上の那智神社と青巌渡寺へ走る。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫