田宅
でんたく
名詞
標準
文例 · 用例
岡寛斎近日東京出府に付、於飯田宅別杯相催す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
一、前項の如くにして、明治廿七年の洪水以降年々増加する鑛毒啻に渡良瀬川に止らず、今や利根川北岸に迄浸漸して、四縣下十郡數萬町歩の田宅將に擧て沙漠に化せんとす。
— 田中正造 『公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書』 青空文庫
京城不宜復有田宅」とあるから、後くも三國・西晉の頃には、【事實としては勿論その以前より】一國は一家といふ思想が出來かけて居り、從つて國家といふ名詞も、略今日と同樣の内容で使用されたと想ふ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
「自分が国を持ったからには、それらの将軍たちにも、田宅をわけ与えて、その妻子にまで、安住を得させたいが」 ある時、玄徳がこう意中をもらすと、趙雲はそれに反対した。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
何ぞわれら武門、いささかの功に安んじて、今、田宅を求めましょうか。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
いま田宅を彼らに返し、業を励ませば、たちまち賦税も軽しとし、国のために、いや国のためとも思わず、ただ孜々として稼ぎ働くことを無上の安楽といたしましょう。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫