ぎりぎりまで
ぎりぎりまで異読 ギリギリまで
表現
標準
until something reaches the very limit
文例 · 用例
けれど私には、暴走も含めてぎりぎりまで作家の個性に付き合おうと覚悟した彼らの流儀こそが、T※誕生の欠くべからざる条件だったような気がしてなりません。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
一方でT※と名付けた新世代エキスパンドブックの開発を進めながら、彼らはエキスパンドブックを〈本〉の本質的な定義ぎりぎりまで絞り込んでしまおうとする、実にユニークな試みにも着手しています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
著者の富田修二によれば、グーテンベルクはさらに、前の文字と隙間なく並ぶ〈繋ぎ文字〉を再現するために、活字の左側をぎりぎりまで削り込んだものを、特定のアルファベットに関して用意したといいます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
ぎりぎりまで脅しあげるのが、ふたりのいつものやり方だ。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
能の、動きの節約そのものの性質のなかには、明らかに日本の中世の社会生活からもたらされた被虐性、情感の表現を内へ追い込む性格が作用していて、しかも、ぎりぎりまで剪りこまれた外面へのあらわれの裡に、精神と情緒のほとばしる極限を表現しようとする芸術の手法である。
— 宮本百合子 『今日の生活と文化の問題』 青空文庫
「あなたは倒れるぎりぎりまで、やるさかいに失敗するのです。
— 上村松園 『健康と仕事』 青空文庫
一九八二(昭和五十七)年の暮れぎりぎりまでマイクロソフトで作業を続けた山下は、十二月三十一日にシアトル空港発の飛行機に乗り、成田に降り立った翌年の一月一日付けで、社名をアスキーに変更したばかりの西の会社に入った。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
本来は月半ばでけりを付けるはずの互換ベーシックの仕様検討を、古山のチームは三月末ぎりぎりまで引きずった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫