没薬
もつやく
名詞
標準
myrrh
文例 · 用例
没薬、丹、朱、香、玉、砂金の類ではない。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
汝が髪は烏のごとく、汝が唇は木の実の紅に没薬の汁滴らす。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
もし、さならずばもろもろの麝香のふくろ、桂枝、はた、没薬、蘆薈および乳、島の無花果、如何に世のにほひを積むも、――さならずば、もしさならずば――汝いかに陳じ泣くとも、あるは、また護摩※き修し、伴天連の救よぶとも、ああ遂に詮業なけむ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
祭壇の方から香って来る没薬と乳香の薫は何時の間にか岸本の心を誘った。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
行列の中には七十五頭の駱駝がゐて、それが皆肉桂、没薬、砂金、象牙などを負うてゐるのである。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
一斗の没薬をとりてわれに従へ。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
それから一斗の没薬を調へ、旅隊をつくつて、星の導く方に出発した。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
それから其財宝をひらいて、金と乳香と没薬とを捧げたのは、福音書に書いてある通りである。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
作例 · 標準
没薬の独特なスパイシーで奥深い香りは、心を落ち着かせるアロマとして古くから親しまれてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
エジプトのミイラ作りにおいて、防腐効果のある没薬は欠かせない重要な材料だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
東方の三博士が、黄金、乳香とともに幼子イエスに捧げたのが、この没薬であるという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
没薬(もつやく)とは、ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の各種樹木から分泌される、赤褐色の植物性ゴム樹脂のことである。ミルラ(Myrrh)の和名が没薬になる。
出典: 没薬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0