一足飛び
いっそくとび
名詞
標準
one leap (i.e. skipping intermediate stages)
文例 · 用例
今まであの店の部屋の古風な装飾なり、また燕尾服を着たボーイなりが、すべて前の世紀の残りものであったのが、火事で焼けたこの機会に、一足飛びに現代式に変ってしまったのだというような気がした。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
もちろんそういう簡単な無機的な現象の実験から、一足飛びに有機的現象の機構を説明しようというのならば、それは問題外であるが、研究者のほうではそれほど大胆な意図はもちろんあるはずはない。
— 寺田寅彦 『物質群として見た動物群』 青空文庫
「吾輩は猫である」で先生は一足飛びに有名になってしまった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
それを持出して他に売れば、一足飛びに大変な金持になれるんだ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
素裸体のまま曲った足を突張って、一足飛びに入口の近くまで来た。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
おいしいって言ってましたよ」 わたくしのこころは、自分の素性の懸念のことから一足飛びに葛岡に対する思惑へと飛躍します。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
猿飛佐助は、そなたの前から、今宵限りに姿を消して、あとは気任せ、足任せ、時には飛行の一足飛びに、日本全土飛び歩く、忍術道中の草鞋をはいて、はいて捨てるは毒舌三昧、ああこれからが面白いが、そなたに別れるこの苦しさは、少し旅寝の枕を濡らそう。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
その作り方は、土龍、井守、蝮蛇の血に、天鼠、百足、白檀、丁香、水銀郎の細末をまぜて……」 そんな陰謀があるとは、知らぬが仏の奈良の都へ、一足飛びに飛んだ佐助は、その夜は大仏殿の大毘盧遮那仏の掌の上で夜を明かした。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
作例 · 標準
彼は経験の浅い若者だが、一足飛びに出世した。
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このプロジェクトは、一足飛びに成功したわけではない。
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新技術の導入により、開発段階を一足飛びに進めることができた。
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標準
jumping (with both feet together)
作例 · 標準
子供たちは公園で一足飛びをして遊んでいた。
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寒い日は、地面に降りるのが嫌で一足飛びで玄関に入った。
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彼女は狭い溝を一足飛びで越えた。
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