皆納
かいのう
名詞動詞-サ変
標準
full payment of a tax
文例 · 用例
納期には各村に代官を派遣し、滯納する者があれば家宅を搜索して農産物の種子まで取上げ、なほ不足ならば人質を取つて皆納するまで水牢に入るゝ等の事を行つた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
納期には各村に代官を派遣し、滞納する者があれば家宅を捜索して農産物の種子まで取上げ、なお不足ならば人質を取って皆納するまで水牢に入るる等の事を行った。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
彼女の手紙、彼女の手帳、すべて彼女のことを思わせるようなものを皆納ってしまった。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
我妹、雪白の祭壇の上に潔く安置された柩の裡にあどけないすべての微笑も、涙も、喜びも、悲しみも皆納められたのであろうか。
— 宮本百合子 『悲しめる心』 青空文庫
」「悉皆納まっています。
— 佐々木邦 『秀才養子鑑』 青空文庫
僕は悉皆納得が行った。
— 佐々木邦 『人生正会員』 青空文庫
皆納得しているんだから、お母さんも大抵宜かろうと見当がついたので、イヨ/\正式に申込むことになったのさ」「種々と御手数をかけました」 と新太郎君は丁寧にお辞儀をした。
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫
「あのし等まだ去なんのかいのう?
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫