空蒸し
からむし
名詞
標準
steaming (of food)
文例 · 用例
なんとなれば、この現象からむしろ反対の結論に近いものを抽出することも不可能ではないからである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
私が葛飾の胸からむしりとったのを、そんな風に仕組んだまでに過ぎません……』 葛飾は無実と云うことになって放免された。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
今日にかぎって泳ぐわけも無いのだが赫子も麻川氏も先刻からむしろ主人を先頭に泳がせ度い気配いが見える。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
折角、精出して仕立てた英を片はしからむしつて歩く日もあつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
そして額に手を組んで誰にいふともなく、「僕の子供の育つ時分には、医術が発達して、結核なんかはたいして体の毒にはならんだらうな……」 Q――芸館借入れの不調や、小布施の事件で、桂子が無気力虚脱に過ぎてゐた一年の間に、桂子の信用や名声は高められ、Q――芸館からむしろ懇望の形で桂子の大会は迎へられた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
老夫人が悲鳴をあげ、身もだえしたので(その間に髪の毛が頭からむしり取られたのだが)、猩々のたぶん穏やかな気持がすっかり憤怒の気持に変った。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
かれは生魚を頭からむしゃむしゃ食うのである。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
これが、その女の子との、お友達になつた約束のしるしだよ』 小悪魔は、女の子からむしつてきた、髪の毛を、黒いリボンのやうに、とがつた耳にむすんでみたり、それを、ネクタイのやうに首にむすんでみたりしてうれしがつてゐました。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
作例 · 標準
「茶碗蒸しの器をあらかじめ空蒸ししておくと、卵液を注いだ時に温度が下がらず、綺麗に固まるんだよ。」
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「この野菜は素材の味をしっかり残したいから、味付けはせずに空蒸しにしてからドレッシングをかけよう。」
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「せいろを初めて使う時は、木の香りを落ち着かせるために、何も入れずに一度空蒸しするのがコツです。」
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