反側
はんそく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
turning over in bed
文例 · 用例
翁は興奮に駆られて自ら歓びをたしなめる下からまた盛り上る歓びにうたた反側しながら呟いた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
焦慮と反側とに心を噛ましているのが、却ってしまいには冷え冷えとした楽しみになった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
此時、想世界の敗将気|沮み心疲れて、何物をか得て満足を求めんとす、労力義務等は実世界の遊軍にして常に想世界を覗ふ者、其他百般の事物彼に迫つて剣鎗相|接爾す、彼を援くる者、彼を満足せしむる者、果して何物とかなす、曰く恋愛なり、美人を天の一方に思求し、輾転反側する者、実に此際に起るなり。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
これは婉転反側して男客を俟つの状に象り、またカワセミと称えたは路傍に待ちいて客人を捉うるの手速きに拠ったのだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
横になりはしたがいつまでも寝つかれないで二時近くまで言葉どおりに輾転反側しつつ、繰り返し繰り返し倉地の夫婦関係を種々に妄想したり、自分にまくしかかって来る将来の運命をひたすらに黒く塗ってみたりしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
こうして苛いらしながら七日の間、いろいろのことを考えながら輾転反側しているうちに、かえって私の肉体は日増しに丈夫になっていって、寝室の鏡にうつしてみても平常と変わりがなく、ふたたびもとの人間らしくなった。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
無意識に輾転反側した。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
疼痛、疼痛、かれはさらに輾転反側した。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
作例 · 標準
高熱でうなされ、彼はベッドで何度も反側した。
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不安な夜は、つい反側ばかりしてしまう。
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あぁ、昨夜は寝苦しくて、ずっと反側していたよ。
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