音楽の流れ
おんがくのながれ
名詞
標準
flow of music
文例 · 用例
華やかな音楽の流れのなかに、化粧をした変つた自分の姿を置いてみるのだけれども、現在の自分の姿からは、さうした職業は実感としては不可能のやうな気がした。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
……音楽の流れが、しかし次第に冴え返り、美しく高まって行きはじめる。
— 三好十郎 『破れわらじ』 青空文庫
藤村の昔の詩に「そのひとふきはよろこびを そのふたふきはためいきを」というのがありましたが、これは全く音楽の流れをもってうたわれていて、ふきならす音は冴えて笛がふくひとか、ふくひとが笛かという恍惚を単純な言葉のなかに溢れさせています。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
そしてその楽しい豊満は、彼にあってはいつものとおりに音楽の流れとなって現われた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫