もやい綱
もやいづな
名詞
標準
mooring line
文例 · 用例
もやい綱が船の寝息のようにきしり、それを眠りつかせるように、静かな波のぽちゃぽちゃと舷側を叩く音が、暗い水面にきこえていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
かくして我々はもやい綱を切って出発した。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
二人はボートに飛び乗ることもできたが、旅人がボートの底から、重くて結び目のあるもやい綱を持ち上げて、今にも振り回そうと脅したので、二人は結局何もできずに終わった。
— IN DER STRAFKOLONIE 『処刑の話』 青空文庫
もやい綱に手をかけてナイフを振り下ろすと、綱が切れた。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
震える指で、もやい綱をほどき、先頭のボートに突進した。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫
作例 · 標準
嵐に備えて、もやい綱を二重にして船を係留した。
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長年使い込まれたもやい綱は、所々が擦り切れて毛羽立っている。
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桟橋に船が近づくと、甲板員が素早くもやい綱を投げ渡した。
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