枯れ枯れ
かれがれ
形容詞-語幹
標準
dry-looking
文例 · 用例
朝日を反映さする金茶色の唐松と、輝やく紅葉――そのくせ、もう枯れ枯れに萎び返って、葉の尖はインキを注したように、黒くなって、縮れている――で、夏ならば緑一色のちょんぼりした林が、今朝は二、三倍も広くなったような気がする。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
隣りの古い墓とのあいだには大きい楓が枝をかざして、秋の蝉が枯れ枯れに鳴いていた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
ある日は吉田はまた鏡を持って来させてそれに枯れ枯れとした真冬の庭の風景を反射させては眺めたりした。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
往来の少ない通りなので、そこには枯れ枯れになった苜蓿が一面に生えていて、遊廓との界に一間ほどの溝のある九間道路が淋しく西に走っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
閑けさよ、三宝寺池、昼|闌けし日ざしに枯れ枯れの葦、片明る菱、浮萍。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
榧の木はかすかなる花、栗の木は露はなる花、その榧に小さき榧の実、この栗に栗の青毬、風吹けば実さへ毬さへ、またいつかこぼれこぼれぬ、枯れ枯れて土にかへりぬ。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
早や早やも土は凝りて、岩角の犬羊歯が下、枯れ枯れの雑木の根ごと、そくそくと氷柱さがれり。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
枯れ枯れの木の枝を透きて、月はただ遠くあらはに、落葉また風に吹かれて、へうへうとかぎりも知らず。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
作例 · 標準
夏場の水不足で、庭の花壇が枯れ枯れになってしまった。
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彼女の顔色は青白く、どこか枯れ枯れとした印象だった。
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この古びた書物は、ページが黄色く変色し、枯れ枯れとした手触りだった。
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