目もくれない
めもくれない
表現形容詞
標準
indifferent
文例 · 用例
そして朝になると、私たちには目もくれないで、さっさと出かけて行きました。
— 四、船乗シンドバッド 『アラビヤンナイト』 青空文庫
何時もこれからだとは言へ、理智のつぎはぎ、感情のこねくり、そんなものには目もくれないのだ。
— 風は草木にささやいた 『風は草木にささやいた』 青空文庫
先へ行く人々は此の乞食に目もくれない。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
貞世はひどくつまらなそうな顔をして、机に両|肘を持たせたまま、ぼんやりと庭のほうを見やって、三人の挙動などには目もくれないふうだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
集まってきた小町美人のほうへはまったく目もくれないで、何を待つのか、しきりと出入り口にばかり烱々と注意を放っていたようでしたが、と――そのとき、おどおどとしながらうろたえ顔でお白州に姿を見せた者は、裕福らしい町家のおやじふたりです。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、右門はそれらの面々なぞには目もくれないで、ずいと座敷の中へ上がってまいりました。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
基康はさすがに彼をあわれがって、船の中で炊いだ飯を持って来てくれたのであるが、瞋恚の火に心を焦していた俊寛は、その久しぶりの珍味にも目もくれないで、水夫の手から、それを地上に叩き落とした。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
「ありがとう」と、ジナイーダは彼に酬いて、――「さて女王は、そんなお追従に耳をかしたり、音楽を聴いたりしているけれど、その実お客の誰一人にだって、目もくれないの。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに美味しい料理を出されても、彼は携帯ゲームに夢中で目もくれない。
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彼が懸命に話しかけても、彼女は全く目もくれない様子だった。
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新しいおもちゃを与えても、猫は古い箱にしか目もくれない。
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