亀甲模様
きっこうもよう
名詞
標準
hexagonal pattern
文例 · 用例
亀甲模様は三対の平行線の組合せとして六角形を示しているが、「いき」であるには煩雑に過ぎる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
もう一つ対流渦による週期的現象で珍しいのは「構造土」と名づけられるもので、たとえば乗鞍岳頂上の鶴が池、亀が池のほとりにできる、土砂と岩礫による亀甲模様や縞模様である(1)。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
池の表面の氷結した上に適度の降雪があった時に、その面に亀甲形の模様ができる、これには、一方では弾性的不安定の問題、また対流の問題なども含まれているようであるが、この亀甲模様の亀甲形の中心にできる小さな穴から四方に放射して、「ひとで」形の模様ができる。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
東は二間窓だが、細かい亀甲模様のこれも硝子障子で、いい風通しにはならない。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
大きな亀甲模様の床、深々とした椅子、その大広間にも菊の鉢がずらりと並んでいた。
— 上村松園 『中支遊記』 青空文庫
広東出来の錦襴の筒袖に蜀紅錦の陣羽織を羽織り、亀甲模様の野袴を穿き、腰に小刀を帯びたままゴロリとばかりに寝ていたが、頸の周囲に白布で幾重にもグルグル巻いているのがいつもの頭領と異っている。
— 国枝史郎 『加利福尼亜の宝島』 青空文庫
赤い頭巾に赤い袖無、そんなものを着けている若い男もあれば、亀甲模様のたっつけを穿き、胸に大形の人形箱をかけた、そういう中年の男もあり、紫の手甲に紫の脚絆、三味線を抱えた女もあり、浅黄の股引、茶無地の筒袖、そういう姿の肩の上へ、猿をとまらせた老人などもあった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
草花を染め出した水色の小袖、亀甲模様の山袴、あり余る髪を項で束ね、無造作に肩へ垂らしている。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
和菓子の箱には、縁起の良いとされる亀甲模様がデザインされていた。
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冬になると、窓に結露で亀甲模様が浮かび上がることがある。
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この着物の帯は、光沢のある糸で織られた亀甲模様が美しい。
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子供の頃、亀甲模様のセーターがお気に入りだったんだ。
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