にたっと
にたっと異読 ニタッと
副詞
標準
with a broad grin
文例 · 用例
にたっと笑いながら、金もってへんかと言うのだ。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
すると、あの人はにたっと笑ってもう二度とその言葉をくりかえさぬ。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
彼はにたっと歯をむき出して笑うと、大人しく自分の席へもどった。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
で、彼はすっかり満足してにたっと笑いを浮べお尻を上げると、今度はどういうつもりか調理場の方へ狗のようにはいって行くや、「ひー済みませんね」と相好をくずし、手をぴょこんと差し出した。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
その拍子に彼は再び首をそっと廻して婦の顔を見ようとしたが、お互い目がかち合ったのでにたっと笑った。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
「う……わっしだよ……う……元三だよ」「何うしただね」「わっしあ……う……」爺は何と云っていいか分らなくて、しどろもどろとなったが、そうだ、自分がこれから何か訊くのだったなと思い起して、内心にたっと微笑んだ。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
「さっさと片づけて早く帰るとしようぜ」と杉本が言った、子供はぶるぶるっと両方の掌で顔を擦り、にたっと笑ってみせた。
— 本庄陸男 『白い壁』 青空文庫
梨の果はその育ち工合はなかなか貴とげなきっと人にたっとばれる実になりそうに思われる。
— 宮本百合子 『芽生』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいたずらが成功したのをいいことに、にたっと笑った。
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子供がおやつをもらって、にたっと嬉しそうに笑った。
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秘密を知っているかのように、彼はにたっと含み笑いをした。
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