折から
おりから
表現名詞副詞
標準
just then
文例 · 用例
折から翩乎と、何物か芳の體躯に抱き付いた。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
折から畑に入るゝ肥料なるべし異様のかおり鼻を突きて静岡にて求めし弁当開ける人の胸悪くせしも可笑しかりける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それらの山の裾へひろがるところの、違い棚のように段を作っている水田からは、稲の青葉を振り分けて、田から田へと落ちる水が、折からの旱天にも滅げず、満々たる豊かさをひびかせて、富士の裾野のいかにも水々しい若さを鮮やかに印象している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その島では」と、折から忙しい中を講演に来てくれたK君が、笑ひながら、臍の話を批評した。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
弘安四年に日本に襲来した蒙古の軍船が折からの颱風のために覆没してそのために国難を免れたのはあまりに有名な話である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
そこへ折から乗込む女を見るとそれが紛れもない有名な人気女優のMYであった。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
洗面台に犯人の遺した腕時計が光っていて、それが折から金につまった小娘を誘惑する。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
折からこの地の祇園祭で樽神輿を舁いだ子供や大供の群が目抜きの通りを練っていた。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
標準
as it's a time of ...