鶉豆
うずらまめ
名詞
標準
文例 · 用例
そこには紅い葵が咲き、向日葵が盛り、西瓜や鶉豆の花、唐黍の毛などがそよいで、それに露西亜人の丸太組の家もところどころに残っているし、異国風の実にまた新鮮な風景だった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
」 青木さんは、おくみが裏の山羊の棚のこちらで青い鶉豆をつんでゐるところへ入らつして、お湯上りの袂から煙草を出しておつけになる。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
おくみは瓦斯をつけて、鶉豆を茹でるための鍋をかけた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
今日は御味噌を三銭、大根を二本、鶉豆を一銭五厘買いましたと精密なる報告をするんだね。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
手ずから採った干薇、萩のステッキ、鶉豆なぞ、来る毎に持て来てくれた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫