米国製
べいこくせい
名詞
標準
文例 · 用例
米国製でなかなか丈夫に出来ていて、ちょっとくらい投り出しても壊れそうもない、またどんな強い風にも消えそうもない、実用的には申し分のなさそうな品である。
— 寺田寅彦 『石油ランプ』 青空文庫
お朔日の朝っぱらから気の利かないブン大将』 妻君のエミ子が、台所から米国製の花模様のあるゴムの前掛で、手をふきながら出て来ました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
お妹御にもどうか着物のお礼をくれぐれもよろしく」 少し泣き声になってそういいながら、葉子は女将とその妹|分にあたるという人に礼心に置いて行こうとする米国製の二つの手携げをしまいこんだ違い棚をちょっと見やってそのまま座を立った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
氏はまた米国製の時計を持つてゐて、客と談話をする間も婦人問題を考へる時もいつも側を離さない。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
だが、米国製の時計だけは同国人の評判を気にして持つてる訳ではない。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
この時計は、ベヒーベンとか云ふ米国製の時計で、暗闇のなかでも指針と文字が青白い光を放つて、はつきりと読めます。
— 牧野信一 『眼醒時計の憤慨』 青空文庫
香水も、英国製、米国製などは、何といつても、フランス製品には及ばない。
— ――漫談的無駄話―― 『「香水の表情」に就いて』 青空文庫
彼は毎日毎日米国製のカーチス戦闘機に乗って、揚子江に碇泊しているわが駆逐艦の上を飛んだ。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫