花頭
かとう
名詞
標準
文例 · 用例
金色にあたたまり溶ける光の中に花頭をもたげ、見事な花柱を立てて、わが蘭の花はいのちの盛りに燃えているのを、白いなりのひとは知っています。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
ヒマワリの実、すなわち痩果は一花頭に無数あって羅列し、かつ形が太いからその中の種子を食用にするに都合がよい。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
雌蕊は一本で、緑色の子房とほとんど同長な花柱が上に立っており、その頂に花頭があって花粉を受けている。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
まだ女ずれもしてない美丈夫で、身のたけ七尺ほど、紅花頭巾に緑戦袍を着、金革の帯には長やかな太刀一と腰、にこやかに卓へ寄るなり、「友達をつれて来たよ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫