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針の目

はりのめ
名詞
1
標準
seam
文例 · 用例
『なに吉さんはあの身体だもの寒にあてられるような事もあるまい』と叔母は針の目を通しながら言えり。
国木田独歩 置土産 青空文庫
空は一面の灰色の雲、針の目程の隙もなく閉して、黒鐵の棺の蓋の如く、重く曠野を覆うてゐる。
石川啄木 散文詩 青空文庫
お君は針の目に糸を通しながら、豹一の帰りのおそいのを想った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
智恵子はそれに懐し気な眼を遣り乍ら針の目を運んだ。
石川啄木 鳥影 青空文庫
智惠子はそれに懷し氣な眼を遣り乍ら針の目を運んだ。
石川啄木 鳥影 青空文庫
糠粒を針の目からこぼすような細かいのが満都の紅塵と煤煙を溶かして濛々と天地を鎖す裏に地獄の影のようにぬっと見上げられたのは倫敦塔であった。
夏目漱石 倫敦塔 青空文庫
財閥の旦那が慌てるのは、持てる者は不幸なるかな、旦那方が慌てなかつたらラクダが針の目をくゞる、予言の書物にあることだから、これは筋が通つてゐる。
坂口安吾 金銭無情 青空文庫
庶民というものは自分の立場を文章によって人に訴えるために何千人に一人という針の目をくゞらなければならないのである。
坂口安吾 悲しい新風 青空文庫
作例 · 標準
この服は、針の目が非常に細かく、丁寧に縫われている。
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熟練の職人は、針の目一つ狂わずに生地を縫い合わせる。
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古い着物の針の目を解き、別のものに仕立て直す。
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2
標準
eye of a needle
作例 · 標準
この小さな針の目に、太い紐を通すのは至難の業だ。
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彼女は集中力を高め、瞬時に針の目に糸を通した。
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小説の中で、主人公が絶望的な状況を針の目を抜けるように乗り越える場面があった。
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