来客用
らいきゃくよう
名詞-の形容詞名詞
標準
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文例 · 用例
来客用の団扇を買おうと思って、あちこち物色してみて気のついたことは、われらの昔ふうの団扇の概念に適合するようなものがほとんど影をかくしたことである。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
とうとう二階の押し入れの襖を食い破って、来客用に備えてあるいちばんいい夜具に大きな穴をあけているのを発見したりした。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
十畳間と六畳間と、それから支那式の応接間と、それからお玄関が三畳、お風呂場のところにも三畳がついていて、それから食堂とお勝手と、それからお二階に大きいベッドの附いた来客用の洋間が一間、それだけの間数だけれども、私たち二人、いや、直治が帰って三人になっても、別に窮屈でないと思った。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
上には数知れぬ煙突や望楼や風見が聳え、ぐるりには傍屋だの来客用に建てたいろんな家屋だのの夥しく並んでいる白い石造の邸宅は、まるで宮殿のように見える。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
ただ家内が、子供用又は来客用としてその時々の気持次第で以上の諸店で用を足しているまでだが、相馬屋と、もう一軒坂下の山田という紙屋では、私は時々原稿紙の厄介になっている。
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫
吉川は来客用のウイスキーを求めて、紅茶にどくどくと注いだ。
— 豊島与志雄 『新妻の手記』 青空文庫
月々の月給で漸く生活してるきりで、家計の余裕なんか更になく、家も家族だけで一杯だし、夜具の余分も来客用の一組しかなく、友人の出入も可なりあるし、どの点から考えましても、たとい下宿料を貰っても、平田伍三郎を家に置くことは出来なかったのです。
— 豊島与志雄 『香奠』 青空文庫
来客用のお座敷の次が仏間、それから由也の部屋だ。
— その十一 稲妻は見たり 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
普段は使わない奥の部屋には、来客用のふかふかな座布団が用意されている。
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「そのスリッパは来客用だから、自分では履かないでね」と母に注意された。
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オフィスの棚に、予備の紙コップと来客用のコーヒーカップが整然と並んでいる。
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