抱持
ほうじ
名詞
標準
文例 · 用例
ひとり伯の資性が然るのみにあらず、伯の抱持する基督教主義も実に朴実なる信仰に外ならず。
— 北村透谷 『トルストイ伯』 青空文庫
それはどういう事がらかと言いますと、かれらはまったく思いもよらぬ配合や継ぎ合せをやっていることでありますが、しかしまた人の心の一面にはそういう突飛な思想(想像・空想)を喜ぶ傾向も十分に抱持しているのであります。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
ただくだくだしく列挙した話例などにこうした連想をひとりで抱持してみよう。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
その他、万般に亙って能く研究したならば、彼等は必ずや翻然として、従来抱持せる幾多の誤謬を発見し、これを除去すると同時に、調和の可能にして、なんらの危険無きを自覚するに相違ない。
— 大隈重信 『列強環視の中心に在る日本』 青空文庫
彼の抱持する理想とその主戦論にたいし、いまなお、成都の文官中には、消極論がまま出るからであった。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫