ゆさゆさ
ゆさゆさ
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
swaying (with large slow movements)
文例 · 用例
樹はゆさゆさとゆすれ大へんにむしあつくどうやら雨が降って来そうなのでした。
— 宮沢賢治 『学者アラムハラドの見た着物』 青空文庫
埒がゆさゆさと揺ぶられても、この女は逃げを張らないのみか、一と足こっちに近づこうとするらしい。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
やがて後姿に触れて、ゆさゆさと揺ぶられる、のりうつぎの花の梢は、少年を包んで見えなくなった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
とぶるぶるゆさゆさと行るのに、「御免なさい。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
稲穂がゆさゆさと一斉に揺れたと思うと、女の顔がぼっと出て、髪を黒く、唇を紅く、「おほほほほほほほ、あはははははは。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
出て来い、出て来い、顔を出せ、と永いこと縁側に立ちつくし、畑を見まわしてみるのだが、畑には、芋の葉が秋風に吹かれて一斉にゆさゆさ頭を振って騒いでいるだけで、時々、おおやの爺さんが、ゆったり両手をうしろに組んで、畑を見廻って歩いている。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
一株の萩を、五、六羽で、ゆさゆさ揺って、盛の時は花もこぼさず、嘴で銜えたり、尾で跳ねたり、横顔で覗いたり、かくして、裏おもて、虫を漁りつつ、滑稽けてはずんで、ストンと落ちるかとすると、羽をひらひらと宙へ踊って、小枝の尖へひょいと乗る。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
線路へ出て、ずっと見ると、一面の浜田がどことなく、ゆさゆさ動いて、稲穂の分れ伏した処は幾ヶ所ともなしに細流が蜘蛛手に走る。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
作例 · 標準
大きな船が波に揺さゆさと揺られながら進んでいく。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長い髪を揺さゆさとさせながら、彼女は優雅に歩いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
赤ん坊が寝返りを打ち、布団がゆさゆさと動いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash