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黙々

もくもく
形容詞-たる副詞-と
1
標準
silent
文例 · 用例
――その父が今は母の昔であつたならばとても尋常では措くまい口を次の室から聞きながら、黙々としてゐる現在の父を、私は今傍でみてゐて可なり痛ましかつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
山の傾斜に沿うた蔭の畠で、農夫が一人、黙々として畠を耕しているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それから彼は耳を垂れて、黙々と道を続けた。
中原中也 山間秘話 青空文庫
その後、春になって、街道に青く角芽ぐむ柳の糸を見るたびに、大井川上流の深谷に秘められて、黙々と、皺だらけな、深刻な顔を、水に覗かせている老楊が……ああ、今もなお、鮮やかに眼に。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
そして常に青年らしい野心を深く包んで黙々として芸道に精進している。
――前進座に就いて―― 雑録 青空文庫
大吉、半次には構わず黙々として歩く。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
かとおもうとまたそれは人間というより木石の如く、はたの神経とはまったく無交渉な様子で黙々といくつかの鮨をつまんで、さっさと帰って行く客もある。
岡本かの子 青空文庫
すると、それまで黙々としていた彼の顔が、危険な形相に変って、邪慳に妾の腕を振払うと、モナコの花開く寺院の饗宴場に向って行ってしまいました。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
作例 · 標準
修道士たちは、山の修道院で黙々と瞑想して日々を過ごしました。
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試験中、学生たちは一切の議論なしに黙々と取り組みました。
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彼は、いかなる妨害からも離れた図書館で、黙々と読書することを好みました。
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