解題
かいだい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
synopsis
文例 · 用例
いつしか月も経って、忘れもせぬ六月二十二日、僕が算術の解題に苦んで考えて居ると、小使が斎藤さんおうちから電報です、と云って机の端へ置いて去った。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
あなたの画には必ず解題が付いています。
— 夏目漱石 『岡本一平著並画『探訪画趣』序』 青空文庫
そうして其解題の文章が大変器用で面白く書けています。
— 夏目漱石 『岡本一平著並画『探訪画趣』序』 青空文庫
其他各国大学又は図書館協会或は学会等、及びクワーリッチ、ヒールセマン等英仏独蘭の稀覯書肆から出版した各種の稀覯書目録(欧羅巴の稀覯書肆の特別刊行の書目は細密なる分類を施こし且往々解題を加え或はファクシミルを挿入する故書史学者の参考として最も珍重すべきものである。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
其他各国大学又は図書館協会或は学会等、及びクワーリッチ、ヒールセマン等英仏独蘭の稀覯書肆から出版した各種の稀覯書目録欧羅巴の稀覯書肆の特別刊行の書目は細密なる分類を施こし且往々解題を加え或はファクシミルを挿入する故書史学者の参考として最も珍重すべきものである。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻』 青空文庫
橋本蓉塘翁がかつてこの人物を咏題として作った七律二十四篇は、あたかも『八犬伝』の人物解題となっておる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
直接編輯にあたって、解題を書いている手塚英孝は、小林多喜二がプロレタリア文学の領域に活動した時期、最も親しい仲間の一人であった。
— 宮本百合子 『小林多喜二の今日における意義』 青空文庫
そして頃日国書刊行会が『訪古志』を『解題叢書』中に収めて縮刷し、その伝を弘むるに至ったのを喜ぶのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫