層間
そうかん
名詞
標準
文例 · 用例
昼ごろには時をおいては来る痛みが一層間近になって来た。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
そしてその事を吹聴してあるくらしい、作の顔が一層間ぬけてみえ、厭らしく思えた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
(茲で、ものずきな、くだんの美人の父親は、まるで注意のかたまりにでもなつたやうに、一層間近く二人のそばへにじり寄つた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
しかし、吾々は、一層間接的ではあるが、その代り一層広汎な第三の条件を忘れてはならぬ。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
石積の高さ六間五尺、但し堀底からは十間五寸、その初重は七尺間で、南北桁行は十七間余、東西梁行は十五間三尺、さて土台の下端から五重の棟の上端までを計ると、十七間四尺七寸五分だが、是が東側となると、更に一層間数を増し、地上から棟の上端まで、二十四間七尺五分あった。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
全体主義が今日意味を持っているのは社会における各種の(個人同志のまた階級層間の)対立をそのまま払拭することが、都合の好いことで、従ってまた善いことだという通念が、そういう常識が、一般に行なわれているという事実に基いてである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
」「それは大層間違つた儉約でしたね。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
又室生寺本を其儘臨※したものを見たが字が大層間違つて居る。
— 狩野直喜 『日本國見在書目録に就いて』 青空文庫