東寄り
ひがしより
名詞名詞-の形容詞
標準
easterly
文例 · 用例
浅夜に瀟洒な鉄線を組み立てている清洲橋を渡って、人形町の可愛らしい灯の中で青苦い香気のある冷し白玉を喰べ、東京でも東寄りの下町の小さい踊り場を一つ二つ廻って、貝原はあっさり小初の相手をして踊る。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
東京の東寄りを流れる水流の両国橋辺りから上を隅田川と云い、それから下を大川と云っている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
この辺では穏やかでない東寄りの南風が数日来、絶え間なしに吹いているところで、追手の風でも余程自信のある船頭でないと船を出せるものでないことが商売柄千六にはよくわかっていた。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
風は東寄りの方向に吹きまわしてはいるが、依然ほんの微風である。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
グレイヴゼンドへ電報を打つと、先刻通過したとの知らせ、東寄りの風となれば、グッドウィン砂州も通過し今頃はワイト島の程近くに相違ない。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
その平野の東寄りの奧に愛鷹山がある。
— 駿河灣一帶の風光 『樹木とその葉』 青空文庫
帳台の東寄りの所で身を横たえている人は前斎宮でおありになるらしい。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
) 私が台上へ達した時、ラ氏は既に東寄りの手すりへもたれかかって、遠く居留地の方を眺めやっていた。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
作例 · 標準
風は次第に東寄りになり、海から湿った空気が流れ込んできた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
天気の予報では、明日は東寄りの風が吹くらしい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
船は東寄りの風を受けて、順調に航海を続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash