唐木
からき
名詞
標準
exotic non-Japanese wood (rosewood, ebony, blackwood, etc.)
文例 · 用例
ちょっとした庭もあり、十二畳の本座敷なぞは唐木が使ってある床の間があって瀟洒としている。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
左の肱が直ぐ窓に掛けられる樣に、そして左からと正面からと光線の射し込む位置に重々しい唐木の机は置かれたのである。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
唐木机の脚、かぶと虫の兜、蟋蟀の太腿――強健なものは、多くの場合に焦茶色にくすぶっている。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
もしやと思つて土蔵を覗いてみると、女房が一番大事の唐木箪笥をすつかり引つ剥してしまつてゐたさうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
唐木造りの綺麗な茶箪笥が直ぐ手の屆く邊にあつて、煌やかな九谷とも思はるゝ茶道具が並んでゐた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
あな冷た唐木の机岩に似ぬ人の涙の雫かかれば「似ぬ」はこの作者が好んで用ひる語尾の変化で、私なら決して用ひないものだ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
かの伊賀越の芝居でも、唐木政右衛門が岡崎の宿に着く際、この抜道を通ったということに作ってある。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
ただその廊下から湯殿へ行く処の二枚の襖は、唐木の透かしになって、大きな金の桐の紋が付いていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
この仏壇は最高級の唐木である紫檀で作られており、非常に重厚感がある。
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唐木の細工物は使い込むほどに艶が出て、独特の風合いが増していく。
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父は趣味で唐木の箸を集めており、黒檀の渋い色合いを気に入っている。
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ウィキペディア
唐木(からき、とうぼく)は、シタン、コクタン、ビャクダン、カリン、タガヤサンなど、熱帯地方から日本への輸入銘木全般の総称。もと中国を経て輸入したことから「唐木」という。
出典: 唐木 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0