稀に見る
まれにみる
表現形容詞-語幹
標準
rare
文例 · 用例
T老学士は、中学生にして稀に見る動物学というような専門的な科学に好みを寄せる皆三を、努めて引立てた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
三十五 湯の谷の神の使だという白烏は、朝月夜にばかり稀に見るものがあると伝えたり。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
それは鎌倉以後三四年たった時分葉子が××誌から書かされたもので「麻川氏はその本性、稀に見る稚純の士であり乍ら、作風のみは大人君子の風格を学び備えて居る為めにその二者の間隙や撞着矛盾が接触する者に誤解を与える。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
T老学士は、中学生にして稀に見る動物学といふやうな専門的な科学に好みを寄せる皆三を、努めて引立てた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
秩父の宮様が弘前の八師団に御勤務あそばされていらつしやつた折に、かしこくも、この農場にひとかたならず御助勢下されたとか、講堂もその御蔭で、地方稀に見る荘厳の建物になつて、その他、作業場あり、家畜小屋あり、肥料蓄積所、寄宿舎、私は、ただ、眼を丸くして驚くばかりであつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
而して稀に見るところの蘇生者の談話は非器分の游離を思はしめ、又他世界の存在をも思はしめるに與かつて力が有つたらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
双生子をなすことが減じて、婦人の複乳は其の痕跡をすら稀に見るやうになつて居るでは無いか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
吾人の膂力は原始時代には驚く可く大なるものであつたに疑無いが、文明の進歩と共に衰へて今の如くなつたので、稀に見る怪力の所有者は、發達の新現象では無くて、むしろ舊現象の殘存といふ可きものであらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、現代では稀に見るほどの実直で情に厚い若者だ。
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今夜の満月は、一年の中でも稀に見るほどの輝きを放っている。
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この国にとって、今回の外交的成功は稀に見る快挙と言えるだろう。
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