鱒釣り
ますつり
名詞
標準
文例 · 用例
それには週末休日のゴルフと漁季の鱒釣りとには依然親愛の情を持って御交際するが、その他の一切に関しては御交渉を絶ち度いという申出でだ。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
一度鱒釣りに出かけて、知つてる仲だつた。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
アメリカあたりでは、釣り即スポーツとして、一丈もある虎鮫などを釣つて、そのままボートを引張らせ、海を馳け廻るなんて痛快なことをやつたり、キヤンプ生活で、盛んに鱒釣りをやり探偵小説のヴアンダインなどが得意になつてゐるが、日本の釣りは比較的ブルジヨア的でない。
— 佐藤惣之助 『日本の釣技』 青空文庫
奥日光、湯川と湯の湖の鱒釣りも渓流魚釣りの項に加えてよかろう。
— 佐藤垢石 『雪代山女魚』 青空文庫
相川良之介が、東京の炎暑の夜を徹して涎をたらしつつ、手をふるわせつつ、透明になった神経の力を奮いあつめて最後の幾行かをかいているとき、小坂村夫は、日光かどこかの涼しい湖でマス釣りをしていた。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
「マス釣り」という随筆が、相川良之介の葬儀と前後した日の新聞に出た。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
盛夏になればマス釣りもなどと、それは小さな安定におさまった人間の最も常識的遊楽の一つではないか。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
アメリカ式の釣りが、荒海の大物か、山のマスに人気が集中してゐるので、日本でも日光のマス釣りや、箱根のブラク・バス釣りが流行して来た。
— 佐藤惣之助 『夏と魚』 青空文庫