黒門
くろもん
名詞
標準
文例 · 用例
私等が本宅へ立帰って、その嬢様にはこの隠居所を貸すとしよう)――御夫婦、黒門を出さしったのが、また世に立たっしゃる前表かの。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
前後へ黒門から葬礼が五つ出ました。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
取揚婆さんは前へ早や駆抜けて、黒門のお部屋へ産所の用意。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
黒門へ着かしって、産所へ据えよう、としますとの、それ、出養生の嬢様の、お産の床と同一じゃ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
ハテ黒門の別宅は是非に及ばぬ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
黒門の別荘とやらの、話を聞くと引入れられて、気が沈んで、しんみりと真心から念仏の声が出ました。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
どうぞ、その御回向を黒門の別宅で、近々として進ぜて下さりませぬか。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
「何か、お前が出会した――黒門に逗留してござらしゃる少え人が、手鞠を拾ったちゅうはどこらだっけえ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫