何月
なんがつ
名詞
標準
what month
文例 · 用例
たとえば何月何日の何時ごろに、私がすすけた麦藁帽をかぶって、某の橋を渡ったというような事実が、私の知らない人の口から次第に伝わって、おしまいにはそれが私の耳にもはいるのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
あれは何月頃であろうか。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
樹木の幹に「登山記念、何月何日、何某」とナイフで彫つてある文字を見かけることさへあるが、私には笑へない。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
千島の何島のどの部分の海岸をどの方向から見たのだか、また何月何日ごろの季節だか、そういう点が全然わからないのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
しかし今度襲われる地方がどの地方でそれが何月何日ごろに当たるであろうということを的確に予知することは今の地震学では到底不可能であるので、そのおかげで台湾島民は烈震が来れば必ずつぶれて、つぶれれば圧死する確率のきわめて大きいような泥土の家に安住していたわけである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
生れぬまえから、二人が結びつけられていて、何月何日、ここで逢う、とちゃんときまっていたのだと合点する。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
そこでね、私の考へるには、今一個の堅固な紀念塔を作へて、其深山へ持つて行つて建てゝ來るのだ、紀念塔の表面には、ちやんと朝日島と刻んで、此處は日本帝國の領地で御坐る、何年、何月、何日、櫻木海軍大佐之を發見すと記して置くのだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
何月の何日に東京を立つて何日に此地へついた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫