鉄筆
てっぴつ
名詞
標準
stylus
文例 · 用例
爾後世界の歴史は※々兵馬の声を載せて其鉄筆に五百有余頁を記し了んぬ。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
私自身が初めて鉄筆を握り、ガリ版の原紙を切ったのも、『しかし』を出すことになった頃です。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
やすりの下敷きの上に原紙を置き、軸の先にとがった針の付いた鉄筆で、文字や絵を削るように書いていきます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
鉄筆には、先が丸くなったものやヘラ状のものなど、太文字や絵を描くのに工夫されたものもありました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
鉄筆で原紙に字を書いていくと、やすりに針が引っかかってカッカッ、カッカッと乾いた音を立てます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
すると鉄筆で蝋がはがされたところからインクが染みだして、紙に文字や絵がうつりました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
ルーツとなったエジソンのミメオグラフ 当初、電気仕掛けで振動するペンによって、原紙に細かな穴をあける謄写印刷機の特許を取ったエジソンは、その後、ヤスリと鉄筆による製版方法に関して特許を取り直していました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
荒川が鉄筆で頭をゴシゴシやりながら、「こうなったら佐々爺とか武田、それに『のべ源』あんなものに気をつけなけア駄目だ。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
作例 · 標準
謄写版の原紙を削るため、彼は細い鉄筆で丁寧に一文字ずつ刻んでいる。
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デザイナーが鉄筆を使い、金属プレートに繊細で複雑な模様を描き込んでいく。
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昔の事務作業では、鉄筆とガリ版を使って手書きの資料を大量に印刷していた。
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