手に掛かる
てにかかる
表現動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to fall into someone's hands
文例 · 用例
指先が利くので、一片の紙の片ッ端でも、この人の手に掛かると不思議に生きて来たのであります。
— 蘆の葉のおもちゃのはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
そうすれば、理事、会長の考えで処置されるであろうというので、幹部へ持ち込んだものですから幹部の山高信離、松尾儀助、岸光景、山本五郎、塩田真、大森惟中諸氏の手に掛かることになりました。
— 四頭の狆を製作したはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
どうせ平次の手に掛かるものなら、此方から訴へ出て好い子にならうといふ魂膽さ」「その邊は馬鹿ぢやないね」「どんなに器用な細工をしたところで、人でも殺さうといふのは、矢張り馬鹿さ」 平次はさう言つて、お舟と和助のことを考へて居ました。
— 許嫁の死 『錢形平次捕物控』 青空文庫
あらかじめ打ち込んでおいたメロディーをマックがやたらテンポを上げたり下げたりと、ちょっと聞いただけではさっぱり節回しのわからない形で再生し、解答者が曲名をあてにかかる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そこへ罷職軍医の大槻|延貴というのがやって来て、手当てにかかる。
— 白柳秀湖 『駅夫日記』 青空文庫
「御苦労、御苦労」 半ぺん坊主が、こちらからねぎらうと、人夫はちょっと笑っただけで、土を掘って立札を立てにかかる。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
雲が月のおもてにかかると、そのときだけはあたりがほの暗くなるが、雲が去ると、これらの風景ぜんたいが、明るくて青い、水底の中にあるように眺められた。
— 山本周五郎 『青べか物語』 青空文庫
けれども手当てにかかる暇もなく、また大量な吐血があり、昏睡状態になって、日本橋のほうの蘭方医を呼ぼうと、使いを出してまもなく、伊兵衛は昏睡したままついに息をひきとった。
— 山本周五郎 『寒橋』 青空文庫
作例 · 標準
この子供はすぐに熱を出すので、手にかかることが多い。
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母が病気になってから、父の手にかかる家事が増えた。
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あのプロジェクトは、彼の専門知識があればすぐに手にかかるだろう。
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