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はって行く

はっていく
動詞-五段-行く
1
標準
to creep
文例 · 用例
また写真乾板上の一点に高圧電極の先端を当てて暗処で見るとその先端から小さな火球が現われて徐々に膜上をはって行く
寺田寅彦 物理学圏外の物理的現象 青空文庫
朝子は、ポタ、ポタ、ポタと、どこかに水の落ちる音を耳にしながら、鏡にうつってゐる自分の身体をぢっと見つめて、ぼっとしたやうな心持になると、鏡のなかの自分の眼の色が白く妙にかはって行くのに驚かされて、はっとした。
素木しづ 秋は淋しい 青空文庫
そして、それがだん/\つかみ所のない苦しさにかはって行く
素木しづ 青白き夢 青空文庫
」 その声が高原をはって行く
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
ただまっ黒なものの中をうす白いものがふらふらと上ってゆくあとを、いいかげんに見当をつけてはって行くばかりである。
芥川龍之介 槍が岳に登った記 青空文庫
布をくぐったり布に隠れたり、虫でもはって行くがように、針が銀色にチカチカと輝く。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
こうして、三十五日すると、しぜんに孵化した、さかずきぐらいの大きさの赤ん坊がめが、くもの子を散らすように、ぞろぞろ砂からはいだして海へ海へとはって行くのだ。
須川邦彦 無人島に生きる十六人 青空文庫
進むにつれて、明智の懐中電燈も、丁度スポットライトが、舞台の演技を追うように、人物と共に壁をはって行く
江戸川乱歩 吸血鬼 青空文庫
作例 · 標準
蚊が耳元で「はって行く」ような音がして、目が覚めた。
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蔓植物が壁をゆっくりと「はって行って」、窓を覆い尽くした。
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巨大なカタツムリが、湿った地面を「はって行って」いた。
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はって行く(はっていく) — 幻辞.com