打棒
だぼう
名詞
標準
batting
文例 · 用例
のみならずこの草子に、屁を放ち損じて大便を垂れたので叱り打たれて血に塗れ、帰ったとあるは、件の経文に〈この道人、頭破れ血|瀝り、床座を沾汚す、駆りて角に入らしむ、急を得て糞を失す、次第七人、皆打棒せられ、地に宛転す〉とあるから転化したのだ。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
だから犯人は、予めその鍵の使用数と最初結び付ける高さを測定しておいてから、その鍵と鐘を打つ打棒とを繋いでいる紐の上方に、鎧通しの束を結び付けておいたのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
こら廷丁、少し打棒がはげし過ぎたぞ。
— 佐藤垢石 『純情狸』 青空文庫
選手は暇あればグラウンドに出て、星を戴くまで打棒をビユー/\振つて居た。
— 吉岡信敬 『野球界奇怪事 早慶紛爭囘顧録』 青空文庫
市の西南のはじのヴェルサイユ門からパリで一番長い街すじであるヴォージラールがはじまってモンパルナスやラスパイユをつっきり、ホッケーの打棒のようにカーヴした先が、サン・ミシェル通りでソルボンヌ大学につきあたる。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
鉦、鼓、ささらの如き打棒、あらゆる鼓舞の殺陣楽が、彼のお座船ばかりでなく、定禅やほかの船上でも狂気のようにとどろき鳴る。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
盛岡の上のそらがまだぼうっと明るく濁って見える。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
なるほどアルミニウムだかマグネシウムだかの閃光は光度において大きく、ストロンチウムだかリチウムだかの炎の色は美しいかもしれないが、始めからおしまいまでただぼうぼうと無作法に燃えるばかりで、タクトもなければリズムもない。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
作例 · 標準
今シーズン、彼の打棒は絶好調で、打率と打点の両方でリーグトップを走っている。
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沈黙していた強力打線が、中盤になってようやく火を吹き、自慢の打棒を爆発させた。
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チームの勝利には、エースの好投だけでなく、野手陣の確実な打棒が不可欠だ。
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