やる方ない
やるかたない
表現形容詞
標準
having no way to relieve (one's grief, mortification, etc.)
文例 · 用例
私としても非常に残念で痛惜やる方ないが、文壇としても残念であろう。
— 織田作之助 『武田麟太郎追悼』 青空文庫
心底の無念はセラダ以上にやる方ないものがあったかも知れません。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
殊に夢殿の秘仏救世観世音像に至っては、限りなき太子讃仰の念と、太子|薨去に対する万感をこめての痛惜やる方ない悲憤の余り、造顕せられた御像と拝察せられ、他の諸仏像とは全く違った精神雰囲気が御像を囲繞しているのを感ずる。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
今夜のこと、そりゃ口惜しいには口惜しいが、いや口惜しくて口惜しくて死にたいほど無念残念やる方ないのだが、でも恐らく誰もが一度は必ず通った修業街道の「門」なのだろう。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
やがて折りがきたならば、その時こそ存分に、忿懣やる方ないこの胸の思いを霽らしてやって!
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
こう云う昔風な文体を使えば内容だって旧式にしなければ映りが悪いから、こいつも趣味で書いているんで、お腹の中はこれほど悲歎やる方ないんでもないと思うよ。
— 谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 青空文庫
だが、悶々やる方ないおもいのために、自分でもそのためとは気づかず、死んで行く人間がずいぶんいますね。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
そして、公に対するそれまでのやる方ない遺恨を和らげられた。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
彼の死を悼む、やる方ない気持ちになった。
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試合に負けて、やる方ない悔しさがこみ上げた。
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どうにもならない状況で、やる方ない思いを抱いた。
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