踊りだす
おどりだす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to begin to dance
文例 · 用例
その証拠には、街頭を歩いているラッパズボンのボーイらが店頭からもれ出るジャズレコードの音を聞けば必ず安物の器械人形のように踊りだす。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
もう一つは毛深い熊があと足を前に投げ出してすわっている、それが首と前足とを動かして滑稽な格好をして踊りだすと腹の中でオルゴールのかわいらしい音楽が聞こえて来るのである。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
運命の糸をたぐれば踊りだす。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
「きつとあの耄碌爺さんが踊りだすから!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
すると木の葉も、枝の端で踊りだす。
— 竹久夢二 『風』 青空文庫
それはさて、そのことのあつた後、さつそく、家を祓ひ潔めなかつた神罰でもあらうか、毎年きまつて、その同じころになると、不思議なことに、つれあひが自然に踊りだすのぢやつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
あの無信仰な波蘭人の獣たちが、あなたの息子を火焔のなかへ投げ込んだら、そして坊やが刄や鉛の熱湯の下で泣き叫ぶのが聞えたら、あなたの骸骨は嬉しさのあまり、棺桶の中で踊りだすことでせうよ。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
あんの山よりこんの山へとか、頭に二つ、フッフッとか、誰もかれもが唄い、踊りだすので、父が照れて止めて、こんどは茶の湯、家中が、そろりそろりと畳をすってあるく――だが私の溜息をついたのは、別段、父の真似をして黙想したのではなく、胸に病をもちはじめたのを誰もが思いもつかなかったのだ。
— 長谷川時雨 『議事堂炎上』 青空文庫
作例 · 標準
例句