四曼
しまん
名詞
標準
four types of mandala (in Shingon)
文例 · 用例
庭の松が枝に釣したる、仄暗き鐵燈籠の光に檐前を照らさせて、障子一重の内には振鈴の聲、急がず緩まず、四曼不離の夜毎の行業に慣れそめてか、籬の蟲の駭かん樣も見えず。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
それおもんみれば真如は広大、衆生と仏と名を異にするとはいえ、法性随妄の雲厚く覆って、十二因縁の峰にたなびいてからこのかた、人間本来の清浄心かすかにして、未だ三徳四曼の大虚あきらかならず。
— 第五巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
また、いくばくもなく、南都に遊び洛内に住し、いつか東寺の長者、醍醐の座主にまで補せられて、四曼三密の棟梁と、人もゆるし、みずからも持すこの文観。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
〔このみちの醸すがごとく〕宮沢賢治このみちの醸すがごとく粟葉などひかりいでしはひがしなる山彙の上に黄なる月いざよへるなり夏の草山とになひてやうやくに人ら帰るをなにをかもわがかなしまんすゝきの葉露をおとせり
— 宮沢賢治 『〔このみちの醸すがごとく〕』 青空文庫
しかしまんざらのうそでもないのである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
「お日さんは はんの木の向さ、降りでても すすぎ、ぎんがぎが まぶしまんぶし。
— 宮沢賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
「お日さんは はんの木の向さ、降りでても すすぎ、ぎんがぎが まぶしまんぶし。
— 宮澤賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
「金儲けの面白さがないときには、せめて生活でも楽しまんけりゃ」 崖から下りて来て、珍らしく金魚池を見物していた小造りで痩せた色の黒い真佐子の父の鼎造はそう云った。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
作例 · 標準
真言密教において、四曼は宇宙の真理を四つの視点から捉えたものである。
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修行者が瞑想の中で四曼の調和を感じ取り、悟りの境地へと近づいていく。
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寺院に奉納された見事な曼荼羅を眺め、四曼の教えに思いを馳せる。
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