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怪味

かいみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
昔西洋の雑誌小説で蛾のお化けの出るのを読んだことがあるが、この眼玉の光には実際多少の妖怪味と云ったようなものを帯びている。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
昔西洋の雑誌小説で蛾のお化けの出るのを読んだことがあるが、この目玉の光には実際多少の妖怪味といったようなものを帯びている。
寺田寅彦 からすうりの花と蛾 青空文庫
これはちょっと怪の感じが出ている、『四谷怪談』中の唯一の怪味であろう。
岸田劉生 ばけものばなし 青空文庫
だが、これはたしかにほんとうのことらしく思われる」 モウリ博士の話は、いよいよ奇怪味を増してくる。
海野十三 三十年後の世界 青空文庫
とほうもない奇怪味のあるでたらめをいうものだと、あきれてしまった。
海野十三 超人間X号 青空文庫
調書は調べれば調べる程、一種の怪味に充ち満ちていた。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
先刻の足がばかに大きなものとなって、妖怪味を具えていった。
豊島与志雄 青空文庫
宅悦住家及び、此を受けてゐる三角屋敷の場などは、南北らしい惨虐と幻怪味と不道徳とが、腐つたはらわたの様に、纏綿してゐるのだが、これすら完全に二つ連続して上演した事を、覚えてゐない。
折口信夫 お岩と与茂七 青空文庫
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怪味(かいみ、ガイウェイ)とは四川料理の味付けのひとつ。この味のソースそのものを指す場合もある。怪味とは、中国語で「複雑な味」といった意味である。五味すべてを兼ね備える味といわれるものの、塩味はあるが塩辛くなく、砂糖は入るが甘くなく、酢が入るがすっぱくはない、という風な複雑な味わいが特徴であり特長とされる。五味のうちいずれが強い、ということもなく、すべてが混ざり合った味わいである。また、麻辣の香りも豊か。「四川料理の代表的な混合味付け法」、「複合調味の傑作」と評される。かつては四川料理の本場でのみ味わうことができたものだが、2007年発行の書籍『お食辞海』によれば、このころには北京や上海でも一般的に賞味できるようになっていたそうである。

出典: 怪味 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0