伝習
でんしゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
undergoing training
文例 · 用例
自然に対しても、近代人は近江八景や、二見ヶ浦の日の出のような、伝習に囚われた名所や風光で満足が出来ないのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
津田君といえども伝習の羈絆を脱却するのは困難である。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
それはあるいは伝習を固執するアカデミックな画家や鑑賞家の眼からは甚だ不都合なものであるかもしれないが、ともかくも自分だけは自然の色彩に関する新しい見方と味わい方を教えられて来たのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
柳河女学校にて額髪の笑ふ女童このごとくあどなきものを恋ふとありにし我老いぬただに愛しき額髪の面あげてあるその子ら見れば夏ごろも匂ふ少女は朝ひらくからたちの花と清しかるべし中学伝習館にて我、中学伝習館を学業卒へずして去りぬ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
すなわち彼には、人間の偉大に関する伝習的迷信がきわめて多量に含まれていたとともに、いっさいの「既成」と青年との間の関係に対する理解がはるかに局限的(日露戦争以前における日本人の精神的活動があらゆる方面において局限的であったごとく)であった。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
尚この時に翁は能楽|装束附の大家斎藤五郎蔵氏に就いて装束|附方を伝習した。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
尤も斎藤氏は初め翁を田舎の貧弱な老骨能楽師と思ったらしく中々伝習を承知しなかったそうであるが、現家元その他の熱心な尽力によってやっと承知した。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
幕軍の中心は、仏蘭西伝習隊で、訓練もよく銃器も精鋭であった。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
作例 · 標準
新入社員は、ビジネスマナーの伝習を受けた。
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伝統工芸の技術は、親方から弟子へと伝習されていく。
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彼は、海外で特殊な技術の伝習に励んでいる。
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