算盤ずく
そろばんずく異読 そろばんづく
名詞-の形容詞名詞多音語
標準
mercenary
文例 · 用例
何ごとも算盤ずくめのお前には、そんなおれの親切が腑に落ちかねて、済みません、済みません、一生恩に着ますなんて、泪をこぼさんばかりにしながらも、内心は、こいつどこまで親切な奴だろうと、いくらか呆れていたろう。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
盤石動かぬ算盤ずくめで。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
あるいはこの議論はまったく算盤ずくにて薄情なるに似たれども、薄くすべきところを無理に厚くせんとし、あるいはその実の薄きを顧みずしてその名を厚くせんとし、かえって人間の至情を害して世の交際を苦々しくするがごときは、名を買わんとして実を失うものと言うべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
算盤ずくで商売している者からは……星岡は道のために努力をしているのだが、自分でいうのは変だが、こんなのはどこにもありませんよ。
— 北大路魯山人 『美味放談』 青空文庫
算盤ずくで女の子を口説く野郎なんかは、男の屑みたいなもので」「尤も八五郎なんかは、女の子を口説いて損ばかりしてゐる、――ところで、お銀は昨夜何をしてゐたんだ」 平次は漸く問題の焦點に入りました。
— 闇に飛ぶ箭 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行動は、いつもそろばんずくで、人情味がない。
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あの会社の社長は、そろばんずくでしか動かないと評判だ。
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「彼の親切は、どうせそろばんずくだろう。」と友人が皮肉った。
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