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カント学派

カントがくは
名詞
1
標準
Kantian school
文例 · 用例
無論、斯くいうのは、色々のカント学派の人々から色々の異議があるでもあろう。
西田幾多郎 デカルト哲学について 青空文庫
カントや、リップス、コーヘン等のカント学派も、フッサール、シェーラー、ハルトマン等の現象学派も人格主義の点では同じい。
――教養と倫理学―― 学生と教養 青空文庫
デカルト、ライプニッツ、スピノザを貫く数学性よりはじめて、体系論者としてのカント、さらに新カント学派のすべてがその連りの中に数えらるべきである。
中井正一 リズムの構造 青空文庫
ヴントは一八七四年スウィスのチューリヒ大学にまねかれ、唯物論史の著者として知られていた新カント学派のフリードリヒ・アルバート・ランゲの後任として、正教授として帰納哲学を講ずることになったのであるが、彼は一八七五年夏の学期には論理学一週四時間と一週三時間の民族心理学とをはじめて講ずることになった。
川合貞一 ヴィルヘルム・ヴント 青空文庫
哲学史の講義の時であるが、哲学史家として聞こえた新カント学派のヴィンデルバンドの哲学史をあげ、その表題に文化との関連においてとあるのを捉えて、「それはただ表題にだけ」といって苦笑された時にはいかにも皮肉に聞こえて聴講者は一齊に足踏みをしたものである。
川合貞一 ヴィルヘルム・ヴント 青空文庫
特に科学論に就いて功績の少くない新カント学派の例を取れば、H・コーエンや、P・ナトルプや、E・カッシーラーが前者であり、W・ヴィンデルバントや、H・リッケルト等が後者であることは、広く知られている*。
戸坂潤 科学論 青空文庫
科学と哲学とのこの種類の関係を想定するものは併しながら、決してドイツの新カント学派ばかりでない。
戸坂潤 科学論 青空文庫
「先天的総合判断は如何にして可能なりや」という問題が、仮にカントの独創的な問題であったとすれば、この問題は例えば批判主義と呼ばれる立場を経て、一つの与えられたる問題となり(「カントへ帰れ」)、この問題から多くのカント学派的問題が惹き出される。
戸坂潤 イデオロギーの論理学 青空文庫
作例 · 標準
19世紀後半、マールブルク学派や西南ドイツ学派といった新カント学派が台頭し、科学的認識の基礎付けを模索した。
彼の道徳哲学に関する論文は、カント学派が掲げる「定言命法」の概念を現代的な視点から再解釈しようとする試みである。
カント学派の批判哲学は、それまでの形而上学のあり方を根本から覆し、人間の理性の限界を明確に線引きした。
その研究会では、カント学派の美学が現代のアート批評にどのような示唆を与え得るかについて活発な議論が交わされた。