同体に
どうたいに
副詞
標準
as one
文例 · 用例
ふたりは同体に父の背に取りつく。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
せめてこれを体と同体にしてやって、祟りのないようにしてもらおう」 山賊は話に聞いた山の中へ入って、怪量が泊ったと云う轆轤首の家を探しているうちに、やっと探しあてたが、其処には轆轤首の体は一つもなかった。
— 田中貢太郎 『轆轤首』 青空文庫
波がキラキラ輝いてゐる夏の午後、彼女はうっとりと甲板の上に水着の儘寝転んでゐる、と船と自分とが一心同体になって水の上を進んで行く。
— 原民喜 『淡雪』 青空文庫
相州江の島の弁財天と同体にして、弘法大師の作とあります。
— 江見水蔭 『悪因縁の怨』 青空文庫
その相伴うや、相共に親愛し、相共に尊敬し、互いに助け、助けられ、二人あたかも一身同体にして、その間に少しも私の意を挟むべからず。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
この精神を客観的形象として把握するには、主観を客観と同体に鋳上げることが必要であり、これが転位の世界では容易に出来難いことである。
— 豊島与志雄 『神話と青春との復活』 青空文庫
親の謎を解くためには、自分が親と同体にならねばならぬ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
宇宙の謎を解くためには宇宙と同心同体にならねばならぬ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
作例 · 標準
二人はまるで同体になったかのように、息の合ったダンスを披露した。
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