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躄る

いざる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to shuffle (on one's bottom or knees)
文例 · 用例
」 頼春は躄るように、主君の姿を、廊の外へ追いふためいて。
風花帖 私本太平記 青空文庫
新年來り、百度過失を新たにするも、我れは尚悲壯に耐へ、決して、決して、悔いざるべし。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
世の巷に駆けめぐる人は目のみを鋭く働かしめて耳を用いざるものなり。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
余が進んで文部省に取消を求めざる限り、また文部省が余に意志の屈従を強いざる限りは、この問題はこれより以上に纏まるはずがない。
夏目漱石 博士問題の成行 青空文庫
帰途は、外ヶ浜に於ける「いまだ老いざる健脚家」も、さすがに疲れて、めつきり無口になつてしまつた。
太宰治 津軽 青空文庫
(吉蔵、にぎりめしを入れた、大きいざるを持って出てくる)吉蔵 親分、めしが来ましたぜ。
菊池寛 入れ札 青空文庫
けれども、余人は知らずわがむっつり右門の得意としたところのものは、拷問火責めの荒道具を用いざるところにあったはずです。
身代わり花嫁 右門捕物帖 青空文庫
これも物語などにありて普通の歌に用いざる語を用いたるほかに何の珍しきこともあらぬなり。
正岡子規 曙覧の歌 青空文庫
作例 · 標準
足を負傷した老人は、杖をつきながらもわずかに躄るように進んだ。
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屋根裏の低い天井の下を、彼は体をかがめ、躄るようにして奥へ進んだ。
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赤ん坊はまだ歩けないが、「あーあ」と言いながら床を躄って母親のもとへ向かった。
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殿の前では皆、深く頭を垂れ、畳の上を躄って進むのが常であった。
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2
標準
to shift position (of an object)
作例 · 標準
地震で崩れた瓦礫の下から、男は傷ついた体を引きずり、いざり出た。
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重い荷物を少しずついざらせて、部屋の隅に寄せた。
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赤ちゃんは床をいざり、おもちゃに近づこうとした。
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嵐の後、打ち上げられた船がいざって陸に乗り上げていた。
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