帰英
きえい
名詞
標準
文例 · 用例
確か一八七八年、伯父が帰英して八・九年目というところですが、父に話してぼくを伯父の館に養い込みまして、彼なりにかわいがってくれました。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
3 処女航海から帰英した時、老船長イルベリイ氏は、ワラタ号に別に不完全なところはないが、只ドックへ這入るのにバラスト――安定を与えるために船底に積み込む砂、砕石、又は水の類――の重みを藉りなければならない程、すこし安定が取れていないようだということを、会社へ報告した。
— 牧逸馬 『沈黙の水平線』 青空文庫
彼は、一七七三年、富裕な株式仲買人エイブラハム・リカアドウの第三子として生まれ、幼少にして実際的教育をうけた後、勉学のためアムステルダムに送られ二年の後帰英し、ロンドンで一年間学校教育をうけて、齢わずかに十四才にして父を援けて実業界に入った。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
その間彼は毎夏母国を訪い、講義や新研究所設立の指導をしていたのであるが、昨年九月帰国するや、ソビエト政府は彼の帰英の旅券を下付せず、彼の意志に反してモスクワに新設される研究所の所長に任じてしまった。
— 中谷宇吉郎 『カピッツア争い』 青空文庫
号外」第四十二章 伯爵夫人帰英 レックミア侍従が一紙を購入して、記事を読んだ。
— The Weight of the Crown 『王冠の重み』 青空文庫
* 九日後帰英して、驚くと共に嬉しかったのは、コーラ・コベントリが訪ねてきた。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫