始末をつける
しまつをつける
表現動詞-一段
標準
to bring to a conclusion (esp. something unfortunate)
文例 · 用例
わたくしより一つ下の義光ちゃんは、日本語の片言もすっかり直った以上に、豊富な語彙を覚えて、その口の利き方は知性的なこの少年の顔と均り合って、物ごとを持って廻る言い振りをしながらその間に巧に始末をつける智恵者の面影を見せて来ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
受け出すのは、心配なくおッ母さんが来て始末をつけると言ったじゃアないか?
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
行かないでくれ」「…………」「紀久ちゃんが奴の言うことを聞かないからって、奴が何かしたらぼくがどうにでも始末をつける」 しかし、紀久子はじっと空間を見詰めて、夢遊病者のようにふらふらと静かに戸口のほうへ歩いていった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
それでも隣では其木の始末をつける時にそこらへ散らばつた小枝や其他の屑物はお品の家へ與へたので思ひ掛けない薪が出來たのと、も一つは幾らでも東が隙いたのとで、隣では自分の腕を斬られたやうだと惜しんだにも拘らずお品の家では竊に悦んだのであつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
なんでも、ぼくが下女に命じて、先生の気にいるように始末をつけるんだが――そんな瑣末な事はとにかく、これから大いに活動して、先生を一つ大学教授にしてやろうと思う」 与次郎はまじめである。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
「いまに巡査が始末をつけるにきまっているから、みんな責任をのがれるんだね」と広田先生が説明した。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
偶に絖なり、画箋紙なりを送つて来る者があると、三月の間はその儘保存しておいて、その間に取りに来ないものは、さつさと自分の方でその始末をつける事にきめてゐる。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
産れが好いとかいわれていたその女は、ここへ引越してからも、一二度|店頭へ訪ねて来たことがあったが、お島はそれの始末をつけるために、砲兵|工廠の方へ通っている或男を見つけて、二人を夫婦にしてやったのであった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の授業で、島津侵入事件が琉球王国に与えた影響について学んだ。
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島津侵入事件は、琉球の歴史において大きな転換点となった出来事だ。
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この博物館には、島津侵入事件に関する貴重な資料が展示されている。
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