木登り
きのぼり
名詞動詞-サ変
標準
tree climbing
文例 · 用例
いつものように、彼は木登りをしようとする。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
幼児の危い木登りには、まだ柿の実を取って食おうという慾がありましたが、このいのちがけのマラソンには、それさえありません。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
あれは何だ、と学校でも先生様が叱らしゃりますそうなが、それで留めますほどならばの、学校へ行く生徒に、蜻蛉釣るものも居りませねば、木登りをする小僧もない筈――一向に留みませぬよ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
恭一君は木登りが上手でよくその木にのぼつてゐて、うかうかと知らずに下を通つたりすると、椿の実を頭の上に落してよこしておどろかすことがありました。
— 新美南吉 『かぶと虫』 青空文庫
恭一君は木登りがじょうずでよくその木にのぼっていて、うかうかと知らずに下を通ったりすると、椿の実を頭の上に落としてよこして、おどろかすことがありました。
— 新美南吉 『小さい太郎の悲しみ』 青空文庫
京子は子供が木登りする時のような手つきで、延び上って加奈子の耳へ片手で垣を作り、あたりを憚ってハンケチをねだった。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
地上から約六、七十フィートばかり登ったのではあるけれど、木登りの危険は事実もう去ったのだ。
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
……ついぞ愚痴などを言った事のない祖母だけれど、このごろの余りの事に、自分さえなかったら、木登りをしても学問の思いは届こうと、それを繰返していたのであるから。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
作例 · 標準
「おーい、ここまでおいで!」と、あの子は得意げに木登りをして枝から手を振った。
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昔は放課後になると、近所の神社にある大きなイチョウの木でよく木登りをしたものだ。
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ズボンの膝に穴が開いているのを見て、母親は息子がまた木登りをしたのだとすぐに悟った。
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木登りに失敗して服を泥だらけにしながら、彼はケラケラと笑っていた。
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ウィキペディア
木登り(きのぼり)は、樹木を昇降する位置移動である。
出典: 木登り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0