幻辞.com

物騒がしい

ものさわがしい
形容詞
1
標準
noisy
文例 · 用例
門前が何か物騒がしいように思ったので、彼は窓から表を覗くと、一人の侍が傘をなげ捨てて刀をぬいて、そこらを無暗に斬り払っているようであったが、やがて刀を持ったままで雪のなかに坐り込んでしまった。
岡本綺堂 妖婆 青空文庫
あくる朝は七草|粥を祝って、半七は出がけに八丁堀同心の宅へ顔を出すと、世間がこのごろ物騒がしいに就いて火付盗賊改めが一層厳重になった、その積りで精々御用を勤めろという注意があった。
湯屋の二階 半七捕物帳 青空文庫
そこには娘や幼い子供達が寝そべつたり何かしてゐるのであつたが、不図、誰か見馴れない闖入者でもやつてでも来たやうに、何となくあたり物騒がしい気勢がして、一番小さい女の児は、やがてばたばたと此方へ逃げて来た。
田山録弥 ある日 青空文庫
鹿太は物騒がしい世の中で、「黒船」の噂の間に成長した。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
公園の入口まで来て、何となく物騒がしい広小路の夕暮を見渡していたとき、己は熱を病んでいるように、気が遠くなって、脚が体の重りに堪えないようになった。
森鴎外 青年 青空文庫
幸に内から声を掛けられたので、気が附いて戸口を這入って、腰を掛けたり立ったりした二三人の男が、帳場の番頭と話をしている、物騒がしい店を通り抜けて、自分の部屋の障子を明けた。
森鴎外 青年 青空文庫
すると、さういふ何かしら物騒がしい気配に由つて私の出発を感知した隣室では――(其処には田代君夫婦が間借をしてゐたが、朝早く、已に夫君を会社へ送りだした其の夫人は――) その妻君は、私の気配を知つて、矢張り外出の仕度をしはじめたのであつた。
――あるミザントロープの話―― 青空文庫
それが真に迫ったから、かれらの夜のねぐらを驚かして、海上を物騒がしいものにし、そうして、ここまでおびき寄せられて来たものに相違ない。
めいろの巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
夜中に近所から物騒がしい音が聞こえて、目が覚めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
最近、あのあたりは物騒がしい事件が続いているから気をつけなさい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
選挙前はいつも街が物騒がしい
幻辭AI · gemini-2.5-flash
物騒がしい(ものさわがしい) — 幻辞.com