米塩
べいえん
名詞
標準
rice and salt
文例 · 用例
時々行乞しないと米塩にも困りますが、それよりも人間が我儘になって困ります。
— 種田山頭火 『雑記』 青空文庫
それで所謂「生活を描く」という意味は、米塩のための所帯暮しや、日常茶飯の身辺記事やを題材とするという意味であって、これが即ち所謂「生活派」の文芸だった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
なぜなら茶を飲んだり、無駄話をしたりする日常生活や、或は単に米塩のために働らいてる生活、即ち単に「生きる」ための実生活やに、何のイデヤも目標もないことは、初めから解りきってる話だから。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
其代り米塩の資に窮せぬ位の給料をくれる。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
おのれの愛する花を売つて米塩の資にする等とは、もつての他です。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
三郎も、むつとした様子で、語調を変へて、「天から貰つた自分の実力で米塩の資を得る事は、必ずしも富をむさぼる悪業では無いと思ひます。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
第六 如是縁上 種子一粒が雨露に養わる 自分|妾狂しながら息子の傾城買を責る人心、あさましき中にも道理ありて、七の所業|誰憎まぬ者なければ、酒|呑で居ても彼奴娘の血を吮うて居るわと蔭言され、流石の奸物も此処面白からず、荒屋一トつ遺して米塩買懸りの云訳を家主亀屋に迷惑がらせ何処ともなく去りける。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
すなわち先のごとくにして軒ごとを見舞いあるき、怜悧に米塩の料を稼ぐなりけり。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
作例 · 標準
災害に備えて、水や缶詰だけでなく、生活に欠かせない米塩も十分に備蓄しておくべきだ。
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昔は、村の配給所で配られる米塩の量で、その家の経済状態が分かったという。
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山奥の寺で厳しい修行生活を送る僧侶たちの食事は、わずかな米塩と野菜のみであった。
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