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保護室

ほごしつ
名詞
1
標準
holding cell
文例 · 用例
自分の左肺に故障のあるのを、その病院で発見せられ、これがたいへん自分に好都合な事になり、やがて自分が自殺|幇助罪という罪名で病院から警察に連れて行かれましたが、警察では、自分を病人あつかいにしてくれて、特に保護室に収容しました。
太宰治 人間失格 青空文庫
深夜、保護室の隣りの宿直室で、寝ずの番をしていた年寄りのお巡りが、間のドアをそっとあけ、「おい!
太宰治 人間失格 青空文庫
何せ、血痰が出ているんだから」 自分が、また保護室に引き上げてから、お巡りたちにそう言いつけている署長の大きな声が、保護室に坐っている自分の耳にまで、とどきました。
太宰治 人間失格 青空文庫
けれども、自分には少しの不安も無く、あの警察の保護室も、老巡査もなつかしく、嗚呼、自分はどうしてこうなのでしょう、罪人として縛られると、かえってほっとして、そうしてゆったり落ちついて、その時の追憶を、いま書くに当っても、本当にのびのびした楽しい気持になるのです。
太宰治 人間失格 青空文庫
留置場へ入れられた翌日も雨で寒かったから、多勢の男のいる保護室の誰かがその上に座っておれと云ってその古ネマキを貸してくれたのであった。
宮本百合子 一九三二年の春 青空文庫
トタンの雨樋を流れる雨の音のあい間に、「ねえ、旦那やって下さいよ、お願いします」と、保護室でいっている。
宮本百合子 一九三二年の春 青空文庫
わたしのところからは見えないが、看守は保護室の真前のところをぶらついているらしく、「……だから行けよ、戸をあけて」と太い低い声でいっている。
宮本百合子 一九三二年の春 青空文庫
四畳半の保護室はやはり板敷であるが、戸は木の縦棧が徳川時代の牢のようにはまっているだけで、やせた腕なら棧の間から手先をさし込み、太い差し錠の金具をひっぱり出すことが出来るのである。
宮本百合子 一九三二年の春 青空文庫
作例 · 標準
留置所内で激しく暴れる容疑者を落ち着かせるため、看守は彼を壁が柔らかい保護室へ移動させた。
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保護室には監視カメラが設置されており、被収容者が自傷行為に及ばないよう二十四時間体制で見守られる。
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警察署の保護室に一晩泊まった男は、翌朝すっかり酔いが覚めた様子で深く反省していた。
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2
標準
isolation room
作例 · 標準
精神科病院において、興奮状態の患者の安全を確保するために、やむを得ず保護室での隔離が行われた。
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保護室は窓が小さく、外部からの刺激を遮断することで患者の精神的な安定を図る構造になっている。
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医師の診断に基づき、保護室の使用は必要最小限の期間に留めなければならないと法律で定められている。
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